
樽酒の中のお酒の種類について
お祝いの席を盛り上げる日本の伝統行事「鏡開き」。
鏡開きとは酒を通して人々の絆を深める縁起の儀式であり、その象徴的な存在が「樽酒」です。
ここでは、樽酒の種類の違いや味わいの特徴、木の香りの調整方法、注文のタイミングについて詳しくご紹介します。
樽酒の種類と銘柄の意味
樽酒には多くの銘柄が存在します。当店では「夢心」「来福」「金婚」「千福」などをご用意していますが、全国には推定1,000種類以上の樽酒があります。
それぞれの銘柄名は、酒造メーカーが付けたお酒の名前です。例えば「来福」は来福酒造の樽酒の銘柄で、「七福神」は菊の司酒造が造る樽酒です。
また、「祝」「寿」といったおめでたい文字が書かれた樽酒の中には、表記名とは異なる日本酒が入っていることもあります。
種類ごとに味は違うの?
銘柄による多少の違いはありますが、当店の樽酒は比較的似た味わいです。
一般的な樽酒には本醸造酒または普通酒が使われ、アルコール添加により劣化に強く、味が安定しています。
純米酒や大吟醸のように香りが華やかでフルーティな個性は少なく、杉の香りを引き立てるためにクセのないお酒が選ばれます。
樽にお酒を注ぎ数日置くことで、杉樽ならではの香りが移った樽酒が完成します。
本醸造酒と普通酒の違い
製造工程は複雑なため簡単に説明すると、本醸造酒はきめ細やかでまろやかな味わい、普通酒はやや粗めの印象です。
品質は本醸造酒の方が高く評価されます。
木の香りが強すぎる場合
「樽酒は木の香りがきついから苦手」という方もいらっしゃいます。
木の香りの強さは、お酒が樽の中に入っている期間によって決まります。
香りが強すぎる場合は、作り置きで10日以上経過している可能性があります。
当店ではご注文を受けてから蔵元でお酒を詰めるため、香りが強すぎることはありません。
逆に強い香りをお好みの方には、詰めてからの日数を調整してお届けすることも可能です。
樽酒の注文タイミング
樽酒はご注文後にお酒を詰めて出荷するため、飲む日程に合わせたご用意が可能です。
ただし、即日や翌日の発送は難しく、発送日の3営業日前までのご注文をお願いしております。
早めにご注文いただければ、蔵元が日程を管理し、最適な状態でお届けします。
まとめ
鏡開きとは酒を楽しむだけでなく、人と人をつなぐ日本の伝統行事です。
銘柄や味わい、香りの好みを知ることで、より一層鏡開きの魅力を堪能できます。
次のお祝いには、あなたらしい一樽で鏡開きをしてみませんか。