樽酒専門通販サイト「鏡開き館」の店主が樽酒の疑問にお答えします。
樽酒について知識を深めたい方のお役に立ちたいです!
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樽酒の種類の違いについて
樽酒の種類の違い 色々な名前の樽酒があるけれど何が違うの?
樽酒には沢山の銘柄がございます。当店だと「七福神」「来福」「金婚」「寿」…などですがそれ以外にも沢山、仮に一つの酒造メーカーで一つの樽酒の銘柄を持っていたとしても推定1000種類以上となります。
それぞれの銘柄名がありますが、それは実は酒造メーカーの付けたお酒の名前なのです。
例えば「来福」というのは、来福酒造の樽酒の「来福」という銘柄です。
「七福神」なら菊の司酒造の造っている「七福神」という樽酒なのです。
また「祝」「寿」などの文字が記載された樽酒の中には、中には表記された名前と全く異なる日本酒が入っていることもございます。
種類ごとに味に違いはあるの?
日本酒の樽酒は酒造メーカーごとの銘柄名が付いているということはお分かりいただけたと思いますが、そうすると皆さんはもしかしたら樽酒の種類ごとに味が違うのではという疑問が湧いてくるのではと思います。
結論を申しますと、当店の樽酒は多少の違いはあるものの比較的似通った味です。
一般的な樽酒に使われている日本酒は、ほとんどが本醸造酒か普通酒です。
本醸造も普通酒もアルコールを添加することにより劣化に強い反面、味が均一化されている傾向にあります。純米酒や大吟醸のように香りが強かったりフルーティだったりすることは殆どなく、まして樽酒に使うとなれば木の香りが移った時に味が引き立つように、いい意味で個性がないお酒を採用しています。
そして樽に日本酒を注ぎ入れ数日経過すると樽の材質である杉の木の香りがついた樽酒が出来上がるのです。
本醸造酒と普通酒の違い
製造工程をお伝えするとかなり長くなりますし非常に難しくなるので割愛しますが、感覚的な解説をしますと、本醸造の方がよりきめ細やかでまろやか、普通酒は本醸造酒と比べるとやや粗い印象かと思います。
本醸造酒の方が品質が高いのです。
より掘り下げた製造工程に基づいた解説が必要でしたらお問合せください。
木の香りがきつすぎる?
当店、鏡開き館へお問い合わせいただく際に時折「樽酒は木の香りがきついから苦手なんですが…」というご意見を耳にします。
木の香りの強さはどれだけ長期間樽の中に日本酒が入っているかによります。
すなわち樽の木の香りが強すぎる場合、ひょっとしたら作り置きした樽酒で少なくとも10日以上経過した樽酒である可能性が高いです。
当店の場合、ご注文を請けてから蔵に発注し蔵が樽にお酒を詰めるので、樽の香りがきついという事はありません。
当店の樽酒がすべて受注販売なのは樽酒がそういう工程で製造されているからなのです。
逆に木の香りが強い樽酒がお好みの場合、少し日数はかさみますがお酒を詰めてからの日数を調整して出荷することも可能ですので一度ご相談ください。気温などで香りのつきやすさは変化するので具体的に日数は挙げられないですが、その時期に応じた日数でお届いたします。
樽酒を飲む日の何日前に注文するのが良いか
樽酒は通常、注文をいただいてからお酒を詰めて出荷していますので、お飲みになる日に合わせて樽酒を作ります。早めにご注文いただいたとしても蔵が日程を管理してお酒を詰めて出荷してくれます。
逆にギリギリでご注文頂く場合ですが、ご注文いただいてから樽を用意してお酒を詰めて菰を巻き付けての出荷なので、即日や翌日の出荷は厳しいです。
最低でも発送の3営業日前にはご注文ください。